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「くらやみがたり参~凄艶数奇~」の感想です。ネタバレあり

テーマ:男性声優 - ジャンル:アニメ・コミック

くらやみがたり参


ここのところ入手してからすぐ聴けないパターンになりがちです。
やっと聴けたああ!!
もうもうこのシリーズ、すっっっっごい好き!!
1作目から大好き!!

今回もジャケットからぞわっとするステキさです~!
金の瞳が引き立つ色使い。くゆる煙が描く流水紋。
窓枠なんて和製ミュシャです。
そして中身はあの素晴らしく芸術的な一人語り。
ホセ・カレーラスが歌うアリアも、ファルフ・ルジマトフが踊るハムレットも
講談師が語る耳なし芳一も、生で観賞したことがあります。
あれが芸術なら、これも間違いなく芸術です!!
一人語りだと言われなければうっかり話に夢中で気づかない
可能性もありそうです。スゴすぎます。
毎回脚本も面白いし、1分も退屈せず、収録時間以上に聴きごたえが
あります。

しかも怪談。恐怖と死体に塗れた陰惨な話。
でも、きれいなんです。
完成された恐怖に宿る、香り立つような美しさがあります。
色恋やエロスとは質の異なるなまめかしさと言いますか、
艶のある闇だけがもつ情緒?例えるなら
月のない闇夜の湖底にだけ開く水中花。があったらこんな感じ?
何だか適合する日本語が見つけられない。
とーにーかーくー、イイ!!!!ってことです!
このぞわっと感は、恐怖の芳香は、聞いてみないとわからない
気がします。

私は個人的にどのジャンルの作品もネタを知ってても楽しめるというか、
むしろネタを確認して購入を決めることも多いタイプです。
が!怪談は!怪談だけは!
ネタが最も重要だと勝手に思い込んでおります。
ので、確認します。
ネタバレ、しますよ?




いいんですね?




ほんとにいいんですね?
感想は↑だけで、あとは内容のまとめです。







確かにこのシリーズはネタ知っててもリピ率高いですが。
じゃ言いますよ?









言います。

大正時代を舞台に今回の語り手は六条冥夜さん。
お客さんは日本人(軍人)を夫にもつドイツ人女性(美人)。
彼女をひと目見た途端、
「触らぬ神にたたりなし」
「お帰りはあちら」

と言い出すも、美人にヨワイ冥夜さんは結局引き受けてしまいます。
例の「御代」という名のキスを条件に。
旦那さんがいる美人の奥さん、というのが特に良いのだそうで。

「六条冥夜、語らせていただきます。」
はいつものセリフなんですが、ここんとこがめっちゃわくわくします!

明治維新のさなかに生まれたリュウジロウは両親を亡くし
父親の故郷に移り住む。
山中の地図にも載らない小さな集落の名は蛇神村。
そこで起きたとある事件。そのため東京の士官学校の寮へ入れられた
彼は、誰かも知らない後見人を幼すぎて疑わない。
友人ソウスケにも恵まれ軍人を目指すリュウジロウ。
無邪気なソウスケがある日捕まえてきた白蛇。
その蛇に何事かを感じたリュウジロウに止められ、イラっとしたソウスケは
蛇を殺してしまう。
その夜、ソウスケは理由もわからないまま自殺する。
その身体に、蛇がまきついたような赤黒いあざをリュウジロウは見た。

実戦を見せるためにと戦場へ送られる士官学校生たち。
リュウジロウがいた戦場には、大蛇の目撃談が相次ぐ。
戦場で見た多くの遺体。そこに巻きつく赤黒いウロコ型のあざを
リュウジロウは見る。

戦場から戻ると、自由民権運動の立てこもり事件に動員されたリュウジロウ。
人質ごと殲滅させる任務をもっての派遣だった。
迷わず殺せない自分の弱さを嫌悪し、
「誰か代わりに」「やってくれたらいいのに」
とリュウジロウは思う。
その建物に踏み込んだリュウジロウと上官らしき兵士。
その中で上官が聞いた大きな音。
「あれは、蛇が這う音だ。」
彼らが見つけた立てこもり犯たちは、発見時には
人質もろとも全滅していた。
その遺体はすべてが、全身を覆われている。蛇が巻きついたような
ウロコ型のあざに。

その後、ドイツへの留学を命じられたリュウジロウ。
天涯孤独の身をなぜか見送る親しい視線を感じつつ、船で発った彼。
リュウジロウがドイツで恋した女性はマリア。
2人の結婚に反対するマリアの父も、やがて
「君は東洋の、蛇のようにしつこい、という言葉が似合う」
と結婚を認める。
その初夜、マリアの身体に見えるあの、ウロコ型のあざの幻。

数年後、妻を連れて帰国したリュウジロウ。
陸軍での地位を上げ、洋館を借りて女中を雇った。
その洋館で、女中とマリアは蛇が這う音を聞く。
広い庭にも小鳥一匹寄り付かないその館で、雇った女中は首吊り自殺を
繰り返す。

今も、これまでもリュウジロウの周りで死んでいく人々と、
そこにまといつく蛇のあざ。
困ったマリアは方々に相談し、六条冥夜に行き着いた。

そこで冥夜さんはある昔話を彼女に聞かせる。
江戸中期、とある山中に山神信仰のある集落があった。
そこでは巳年に生まれた子供を山神の生贄に捧げ、
その子が次の山神=白い大蛇になって村を守ると信じられていた。
時は移って幕末。
山神の力を持つ村に注目した幕府によって、村から連れてこられた男。
彼に巳年に子供を作らせ、生贄に捧げて山神の力を利用しようとした幕府。
後に男は処刑され、幕府は倒れた。

その頃、蛇神村で身よりなく、罪人の子として虐げられて育った
リュウジロウ。日々繰り返される暴力に、彼は願う。
「助けて」
その声が呼んだもの。
次にリュウジロウが目を開けたとき、蛇神村の村人は全滅していた。
巻きつくあざも、黒々とした闇の気配も、リュウジロウは恐れない。
だって、そこにいるのは。
「リュウジロウ、兄ちゃんだよ」

山神の村から連れ出された男が残したもう一人の子供。
生贄となった子供リュウ<イチ>の弟。リュウ<ジ>ロウ。
そのリュウジロウを監視し、できれば利用しようと時の権力者は彼を
後見し、士官学校へ入れた。

冥夜さんの昔話はそこで終わり、
神様には手が出せない。憑き物落としはできない。
来年の巳年にはもっと酷いことが起きるからと、蛇神の力の及ばない
ドイツへ帰ることをマリアさんに提案する冥夜さん。
リュウジロウさんを説得するには
「心から語ればいい」

マリアさんが帰ると、一服いれる冥夜さん。
「リュウジロウさんには、もう守ってくれる人がいる」
「そろそろいいんじゃありませんかね、リュウイチさん」



くらやみがたりはそこでお開きです。
生贄や人柱にまつわる信仰は古今東西珍しくはありませんが、
いつも不思議です。
寄っててかって殺しといて、なんで被害者が守ってくれると思えるのか。
確かに歴史の中には喜んで生贄になった人もいるみたいですが。
でもお兄ちゃん、何もかもが哀れだ・・・。


フリートークで初めて知ったんですが、津田健次郎さんは大阪の
ご出身だったんですね。
津田さんが喋る大阪弁を聞いてみたいです!
本当に今回も楽しませていただきました。
来年の夏をもう待ってます!!ああああああこのシリーズもう
引退されるまで何十年でもずーーーーーーーーーーーーーっと続けて
いただきたいです!!
蛇よりしつこく買い続けますよ!
ありがとうございました!!




拍手くださった方、ありがとうございます!
もうもうもうもう津田健さんほんっっとに!イイ声ですよね~!!
しかもこの比類ない演技力!
シナリオもすごくいいし、切実に続いてほしいシリーズです!
「くらやみがたり」と「お天気戦隊ハウウェザー」がない夏なんて
耐えられません!!

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くらやみがたり幽艶一夢の感想です。

テーマ:男性声優 - ジャンル:アニメ・コミック

くらやみがたり2

タイトルコールの美声でもう、はうっ…!ってなりました。

今回の舞台は江戸吉原。
語り手の六条幻夜は“場末の噺家”だそうですが
憑き物落しのほうでは有名っぽいです。

前作は舞台が大正でしたので今回さかのぼって、語り手も妖艶異聞の
幽夜さんとは同姓ながら別人設定です。
タイトルコールでそれが分かるぐらいキャラ違います。
さすがです。
個人的に一番の聞き所はそりゃもう見事な演じ分けでした。
七色の声音です。

前作よりもだいぶ怖くないので、妖艶異聞が怖すぎた方にもオススメです。
声もシナリオも、聞き応え十分でした。
タイトルどおり、幽けく艶やかな一ときの夢を
堪能させていただきました。
でももっと聞きたいし!1年1作って少ないし!
ティームエンタテイメントさんがもっとガンガン作ってくれることを
祈ってます!


以下ネタバレです。

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プロフィール

シカピ

Author:シカピ
数年前、とある美声にひと耳惚れし、
そのまま声フェチに、そして
ヤンデレに行き着きました。
同じ道を通った人、いますか?

真冬以外は年中花粉症です。

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