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「彼女(わたし)が失踪した理由(わけ) ~???:空木葵の私刑」の感想です。ネタバレ

テーマ:乙女系CD - ジャンル:サブカル

彼女が失踪した理由3

「彼女(わたし)が失踪した理由(わけ) ~???:空木葵の私刑」
同人サークルparasite gardenさんのシリーズ3作目です。
発売は4ヶ月?も前なんですが、ずっと感想書きたかったのでやっと
書けました。
DL販売で購入したもので、前2作と同様イラストはかなりゆるめですが
内容はキレッキレです。
今作の声は黒兵衛さんで、かなりの美声でした。
声質だけなら明るい甘めの感じだと思いますが、飄々として酷薄な
かつ薄暗くも色っぽい演技でこちらもなかなかのキレっぷりがお見事です。


ネタいきます。


予想を裏切らず今回の<彼>は、前作「カフェオーナー風見直人の虚言」
で<彼女>の片足の腱を切った医者・空木先生です。
闇医者かと思ったら表の顔は小児科医、裏の顔は掃除屋でした。

私立探偵の彼女は大学病院の小児科医師である空木の元へ
前2作での<行方不明者>2人を探して聞き込みに行く。
人の顔や名前を覚えるのが大の苦手だという彼は、写真を見ても顔は
分からないが唯一見覚えがあるのは、その写真にも写ったアニメキャラの
バッグチャームをつけた人を駅前で見たことがあるということだと言う。

  終始かなり子供っぽい口調ですが、表面上の意図的なものであることは
  よく分かるしゃべり方です。

後日その時のことを少し思い出したらしき彼は彼女に連絡を取り
目撃現場を案内がてら、カフェで昼食代わりにスイーツを食べまくる。
そこへかかってきた悪友からの電話。
つまりそれが前作の<彼>風見からの依頼である<彼女>の手術
だったようです。

今日は行かないといけないけどまた彼女に会いたいと、通りでやや白々しい
ほどに駄々をこねてみせる空木先生。押しきられまた会うことになった彼女。
再会し、フレンチの店で食事はするけど肉も魚もゴミみたいな味だと極端な
偏食の彼。それでも酒は飲めるようで食後はバーへ向かう2人。

そこで飲みすぎたらしく寝落ちした彼女。
気がつくと空木の家で一緒に眠っていて慌てる彼女を適当にいなしつつも
「これ以上深入りしないように」と低めた声で囁く彼。

  イイ感じの声ギャップで、自分に深入りするなと言っているようで実は
  2人の失踪事件を示唆していることもにおわせつつ、な感じです。

翌朝、風見との通話で<彼女>の術後の経過を確認する空木。
内容から1作目の霧島とも薬物ルートなどでつながっているもよう。
邪魔はさせないと脅し混じりに話す声から、霧島・風見の2人は空木には
逆らえない立場のようで。

  その子供っぽいしゃべり方が逆に支配的に聞こえる感じです。

彼女が泊まったその日、空木のカバンに仕掛けられた盗聴器。
それに気づいた空木は2人の部下と共に彼女が勤める探偵事務所を
所長や従業員ごと爆破する。

  部下を「部下くん1号」「2号」と呼ぶ空木先生、部下の名前まで覚えて
  ないんですね。

拉致された彼女が拘束されて目覚めた場所はとある山中の拷問部屋。
「死んでもおうちには帰れない」と言う空木の手には彼女が書いた報告書が。
そこで彼女は事務所が爆破されたことを知る。
自らの今後の処遇を想像し、怯える彼女を楽しげに追い詰める空木。

サディスティックな言葉攻めつきの前戯に抵抗する彼女に「自分で書いた
報告書の薬」を使われたくなければと脅す空木。泣き出す彼女が処女だと
知り、初めてが公開プレイはイヤだろうから部下を呼ばれたくなければ、
と抵抗を封じては「避妊なんて言葉は知らない」とのたまう始末。

監禁され毒や薬を恐れて食事を摂れない彼女に栄養注射を打つ彼。
そこへかかってきた電話で空木の突然の退職を知る彼女。
「大好きな彼女」でも解放はできないから、寂しくないようにずっと一緒に
いるとキスしながら口移しに眠剤盛って、部下に点滴を指示して出かけた
彼は退職の手続きをしてきたそうで。

そこからエンドトラックが2種類あります。2種類のバッドエンドですが。

『人形の末路』
諦めて彼の<お人形さん>になった彼女。彼女を自分好みに着飾らせ
ネイルや化粧を施し、フェラさせては掴んだ髪が乱れてしまったと悔やんで
みたり。彼なりの愛とエロが詰まってます。

『人間の末路』
逃げ出した彼女をGPSで山中に見つけた彼は2人の部下を殺したこと、
そして彼女の家族や友人全てを殺したことを告げる。
さらに楽しげに教えられた妊娠の事実。「薬を使わなくても人は壊せる」と
いう言葉通り、追い詰められ茫然自失の彼女。

  ここの笑い声がまた素晴らしいですね。すごいんですよ、歪んでないの。
  それが彼にとっての真っ直ぐな感情であり、ナチュラルスタンダードな
  抑えきれない愉悦の笑いなんですよ。

彼女を犯して喘ぎながら「僕に好かれた君は運が悪い」と言う空木。
「ハッピーエンドおめでとう、僕!」

  その最後のセリフの明るい声が残忍さを象徴してて、彼は別に病んだ
  わけでなく、ただただ被害者の苦痛に歓びを覚える性癖を持って
  生まれたサディストっていう感じが伝わります。
  このキャラに子供時代の話があったらまさにダミアン666だと思います。

ちょっと思い出したんですが、5~6年前に文庫で買った漫画で「聖ロザリンド」って
いうのがありまして。絵柄は作者がまだ存命かどうかってぐらい相当古そうですが。
   亡き母親を恋しがる天使のような幼い少女が善意で殺人を重ねる話で、
   「早くお迎えが来ればいい」が口癖の老人を車椅子ごと池に落としてあげたけど
   死に切れずに助かってしまって苦しんでるから枕で息の根止めてあげる的な
   連続殺人で、それに気づいた刑事に追われ、父親は彼女を連れて逃避行の末
   追い詰められて吹雪の雪山へ入り、自分が歩けなくなった時点で懐に抱いていた
   彼女を山頂でママが待ってるからと先へ進ませ、少女は懐かしい母に迎えられる
   というストーリーでした。
この空木葵というキャラの持つある種の無邪気さは、そのロザリンドと
ダミアンを足して割ったような毒々しい魅力があると思います。悪の華的な。

やーこのサークルさんシナリオ書いてる方すごいですね!
ハッピーエンドなんて眼中にもない勢いでバッドエンドに進むところがまた
ヤンデレ好きにはドストライクです。
もしかしてご本人に何かあるんじゃないかと思うほどにステキです!
あと役者さんの声も3作中では今回の方が個人的には一番好みでした!

欲を言わせていただくなら獣の本性部分の声を対彼女でもっと聴きた
かったです。
収録時間もボリュームあるけど長すぎず短すぎず、効果音の有無などの
配慮もあって、ほんとにこの値段でいいのかと思うお得な作品です。
いいもの聴かせていただきました!

でもスミマセン!同じサークルさんからもう1本「勇者シリーズ」って
ヤンデレが出てるそうなんですが、ジャケ絵とタイトルで中二ギャグだと
思ってました…!ので未だに手が出てないんですよ。
でもこちらの3部作はすごく良かったので、次回作も楽しみに待ってます!
いっそレーベル立ち上げてください。ヤンデレ専門レーベル。


そういえば先日「文豪シリーズ」の新作が出て、これも最初からずっと
聴いてるシリーズですし、ちょっと前に出た「NRPCシリーズ水戸黄門」も、
Rejet作品にしては意外なほど波風立たなかった「蜜恋ライアー」の
ユズキ編、リップ音がすごかった「ミッドナイトキョンシー」の凛々編、
あと3部作だった「磔はやにえ」に「渇望メソッド」「陰陽師幻夜録」の2も
感想書きたいのが多すぎて…!
1本10分ぐらいで書く方法ってないですかね?


今日も長らくのお付き合い、ありがとうございました!




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作品タイトル さ行~わ行・他 |トラックバック(0) |コメント(2)

プロフィール

シカピ

Author:シカピ
数年前、とある美声にひと耳惚れし、
そのまま声フェチに、そして
ヤンデレに行き着きました。
同じ道を通った人、いますか?

真冬以外は年中花粉症です。

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